絵師の食べ方

【絵師を食べる】初心者でもイラストがめきめき上達する描き方

「イラスト初心者ですが、もっと簡単に上達する描き方は無いの??」

好きなアニメ、漫画のキャラクターを描きたくてイラストを始めたけど

なかなか思ったように描けない。あまりに下手すぎて人に見せられない。

初心者でもイラストが上達する方法はあるの?どんな描き方をすれば良いのか知りたい。

 

そんな疑問に答えます。

結論:好きな絵師を食べましょう。食べれば食べるほど上達します。

私もかれこれ10年ほど描いてますが、この方法をやるようになってから急激に上達し始めました。闇雲に描いていた頃よりも身になっていると実感しています。

実は誰でも小学校で経験している方法です。それをイラストに応用しただけです。

小学校の頃の感覚を思い出していただければ、すぐにできるようになるはずです。

 

記事の内容

  • 3ステップでわかる「絵師の食べる」方法
  • ステップ1:トレース「写して描く」
  • ステップ2:模写「見て描く」
  • ステップ3:実践「見ないで描く」

3ステップでわかる「絵師の食べる」方法

「絵師を食べる」とは、

絵師の持っている技術を吸収し、あなた自身の技術にするということです。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」と言われるように

何かを勉強して学ぶには、より優れている人を真似することが一番の近道ですよ。

絵師を食べるには次の3ステップをやるだけOK。

  1. トレース
  2. 模写
  3. 実践

もう少し簡単に描くと

  1. トレース→写して描く
  2. 模写→見ながら描く
  3. 実践→みないで描く

この3ステップをやれば、確実に実力が上がります。

具体的に言うと自分の記憶を頼りに、どんどん描けるものが増えていきます。

 

実はこの3ステップ、みなさん小学生の頃に既にやっているんですよ。

小学校の頃の国語の時間を思い出してください。

新しい文字や漢字を習うときにやったアレです

↑こんな感じのやつです。(写真は娘の「くもん」の教科書です。)

 

義務教育では既にこの3ステップが「何かを描く」学習方法として

優れていると証明されているし

私たちもそれを実感しているはずです。

今回は私が描いたピカチュウを例に解説していきます。

けっこうひどいですねw

同人誌で1イベント50万達成するレベルでも

描いたことない絵だとこんなもんですww

ステップ1:トレース「写して描く」

トレースの目的は「形を覚えること」です。実力を誤魔化す手段ではありません。

まずはトレースして形を覚えます。

自分が描きたい絵のゴール地点を知ることです。

ゴールが分からなければどれだけ走ってもたどり着くことができません。

まずは理想の絵師さんのイラスト、自分が上手いと思うイラストをトレースしましょう。

まずはゲームのポケモン公式サイトの画像をトレースしました。

うーん、可愛いですねw

絶妙な丸みと尻尾のボリュームが良い感じです。

形を覚えるために、特徴的な部分を書き出していきます。

この特徴を再現できれば「公式のピカチュウ」に見えるということです。

これが今回のゴールですね。

書き出した特徴は、いわばゴールまでの道案内です。

「〇〇の交差点を右に進む」などですね。

この道案内が正しく、具体的であればちゃんとゴールへたどり着けるということです。

ステップ2:模写「見て描く」

模写する目的は「自分の認識を確認すること」です。

トレースで形を覚えるために書き出した特徴があります。

それが正しいのか、特徴がまだ足りないのか、それを描きながら確認していきます。

道案内が不十分だとゴールまでたどり着けません。

その道案内で本当にゴールまで行けるか確かめてみるステップです。

ピカチュウの特徴として

  • 耳と頭のつなぎ目は無い
  • 耳は立てない
  • 鼻は点
  • 目はハイライト1つ
  • 首は無く、頭と体はつながっている
  • 手は開く
  • 背中に模様がある
  • 尻尾の先は黄色。3回折れる
  • 足は閉じている。指は3本。

これだけ書き出しました。

これを参考に最初のイラストを描き直します。

これが…

こうなりました。

うーん、なんか違う。嫁に「最初の方がまだ可愛げがある」と言われる始末w

まだ情報量が足りない気がしますね。

そこで各パーツのバランスを見直します。

目と鼻の距離、頭の大きさ、胴体の長さなどのバランスをトレースした絵から調べます。

書き出した特徴は形の情報ばかりで、バランスに関してはチェックしていませんでした。

道案内も「信号を右折」ではなく「500メートル先の信号を右折する」といったように

長さに関しても記述するとより具体的になりますよね。

調べたバランスで自分の絵を修正します。ここで尻尾の形が違うことに気が付きました。

「カミナリの形ならなんでも良いか」という認識が甘かったことに気が付きます。

こういう風に微調整を重ねることで、より「公式のピカチュウ」に近づいていきます。

かなり良くなったんじゃないかな??

可愛さが出てきたように感じます。

比較していくと、やはり修正していく毎に公式に近くなっていますね。

自分の認識が正しいか確認することはとても大切です。

ステップ3:実践「見ないで描く」

実践する目的は「記憶する」ことです。

最後は資料を見ないで自分の記憶を元に描いてみましょう。

特徴とバランスを覚えていれば描けるはずです。

あたりまえですが、見てマネしている間はまだあなたの実力になっていません。

何度も何度も繰り返し描いて、

何も見ないで描けるようになってはじめてあなたの実力になります。

もはやトレス疑惑だのなんだのと批判を受けることもありません。

 

一度記憶してしまえば別のモノを描くときに役に立ちます。

何か他のマスコットキャラクターを描くときでも

「あ、そういえばピカチュウはあんな形だったな」

「同じように描くと可愛く見えそうだな」

ちゃんと記憶して自分のモノにしていればその要素を生かすことができます。

どんどん記憶して、どんどん自分の”引き出し”を多くしましょう。

きっといつか役に立つ時がきますよ。

まとめ

「絵師を食べる」とは

トレースして特徴を分析し

模写して自分の絵との誤差を微調整し

実践して自分の記憶にすることです。

食べれば食べるほどあなたの絵はどんどん理想の絵に近づいていきます。

当然、絵がどんどん上手くなります。

ある程度食べつくすと、飽きてくることもあるでしょう。

そうすると他の絵師も食べるようなります。

いろんな絵師を食べると、その中から自分が好きな部分が分かるようになります。

あの絵師の目のタッチが好きだな。

あの絵師の身体のラインがエロくて良いな。

あの絵師の髪の毛の表現はとても魅力的だ。

そうやって食べた絵師の中から自分の大好きな部分だけを

ピックアップして描くと、それはもうあなただけの絵になります。

ただの猿真似やトレースではありません。あなたの個性です。

 

イラスト初心者が簡単に上達する方法は「絵師を食べる」ことです。

憧れの絵師の描き方をどんどんマネして、どんどん吸収しましょう。

食べているうちに、どんどん舌が肥えてもっと上手い絵師が食べたくなります。

上手い絵師を食べるともっと上手くなります。

気付けば自分の実力はめちゃくちゃ高いレベルになっているはずです。

何より「自分の好きな絵」を描くのは楽しいですからね!

好きな絵をマネして楽しくレベルアップしましょう!