絵師になる下準備

模写が苦手な人は必見!線を2本引くだけで見違えるほど上手くなる!

模写してもバランスが崩れてしまう

  • 模写しているのに形が歪になる
  • イラストが紙(キャンバス)にうまく収まらない
  • バランスをとるのが苦手

実際に模写をすると気づくと思いますが

パーツの形を真似するのは案外簡単にできるのに

パーツの大きさや位置関係、バランスをとるのはなかなか難しい。

大きすぎる、小さすぎる、長すぎる、短すぎる、ナナメに歪んでいる・・・

実は形を真似るより、バランスを真似する方が難しいんですよね。

 

ちゃんと特徴を押さえて描いているはずなのに

完成した作品を眺めてみると、なんだか違和感がある。

違和感に気づいて修正したら、次の違和感が見つかる。

気がついたら修正、修正の繰り返し。

最終的に「最初から描いたほうが早いな」と描きかけで終わってしまう。

こんな経験ありませんか?

私は何度も経験しました。めちゃくちゃ時間の無駄です。

 

実は簡単にバランスをとる方法はあります。

わたしもこの方法をやるようになってから

格段にバランスが上手に取れるようになり、リセットすることがなくなりました。

特別な知識やスキルは必要ありません。

模写をする前にちょっと線を引くだけです。

ぜひ参考にして下さい。

 

キャンバスを「分割」して模写すれば簡単にバランスがとれる

 

補助線を引いてキャンバスを「分割」するとバランスがとりやすくなります。

何故なら、補助線が目盛の役目をしてくれるからです。

 

模写の工程を考えてみましょう。

  1. 見本を見る
  2. 自分で描く
  3. 描いたイラストと見本を見比べる
  4. 間違っている部分を修正する

①~④を繰り返して、修正部分がなくなったら完成ですね。

「バランスがとれない」「上手く模写できない」と感じる人は

③で困っている人が多いのではないでしょうか?

何か違うのはわかるけど、「どこが」「どのように」違うのかわからない。

「似てない」という結果はわかっても、原因が追求できてない状態ですね。

だから、どう修正すれば良いのかわからない。

③ができてないと④も上手くできません。

 

そこで③で間違え探しがしやすいように補助線を引いてみましょう。

縦に補助線が1本入るだけで、補助線より右か左かで判断できます。

画面を2×2で4分割、3×3で9分割すれば

もっと間違え探しが簡単になります。

慣れてないうちはできるだけ細かく分割して模写してみましょう。

 

「分割」して模写すると全体のバランスがとりやすくなります。

 

「バランスをとりたいなら、アタリで良いんじゃないの?」

と思うかもしれません。

確かにその通りですね。アタリでもバランスのとれたイラストは描けます。

でもアタリではバランスのとれたイラストを描くことはできても

バランスのとれたイラストを画面に納めるには不十分です。

なぜなら”どれくらいの大きさのキャンバスに対して描くのか”という

要素を考えていないからです。

描いていくうちに余白が足りなくて端が切れてしまったり、

逆に余白がありすぎて寂しいイラストになったりします。

アタリだけではイラストの先端をどう処理しようか迷うせいで

アンバランスになりがちです。

アタリはスタートから順番に描いていくので、ゴールがどこになるのかわかりません。

キャンバスをはみ出したり、全然足りなかったりします。

「分割」はゴールから逆算してスタートするので

必ずキャンバスに対して綺麗に収まります。

だから”キャンバスに対して”バランスのとれたイラストになるんです。

 

キャンバスを「分割」すれば簡単にバランスがとれて、綺麗に収まります

 

画面を「分割」すると目盛ができる

「分割」する最大のメリットはパーツの”大きさ・長さ”を把握できること

私もよくやる失敗ですが・・・

キャラクターの全身を描くと「頭だけ大きくなる」現象です。

手や足など「頭」からの位置が遠くなるとパーツの大きさ・長さが曖昧になります。

バランスを上手く捉えられてないから起こる現象ですね。

これではせっかく顔が上手に描けたのに台無しです。

 

でも画面を「分割」すれば

画面のどの位置に手や足を描けばいいかが明確になります。

定規で長さを測るように、補助線が目盛の役目を果たしてくれます。

「このマスには〇〇を描けば良い」とはっきりわかるので

とても描きやすくなります。

↑左上のマスには前髪、目が入るように描けばOKということです。

逆に左上に鼻や耳まで描かれているなら「バランスがおかしい」と判断できます。

 

「分割」するとパーツの大きさ・長さを把握できるようになります。

何でも「分割」すれば難易度が下がる

苦手なパーツはどんどん「分割」して描きましょう。

「分割」して描くテクニックは何も画面全体に限ったものではありません。

顔や手、カップなど複雑な形に使うことも出来ます。

「分割」すれば複雑な形も比較的シンプルになり簡単に描けるはずです。

そして”描き方を知らないもの”であってもバランスよく描けます。

これが大きいです。

少しでも絵心のある人はキャラクターの「アタリ」を知っていると思います。

アタリのどこに目を描いて、口を描いて、鼻を描いたら人の顔に見えるという風に

”描き方を知っているから”描ける訳です。

人間の顔のアタリでネコは描けません。車も描けません。

かといって、ネコや車や家などすべての描き方を覚えるのもタイヘンですよね?

そういった意味では「アタリ」より「分割」した方が良いと個人的には考えています。

ただ、長さや大きさをあわせて描くだけですから。

アタリなどの”描き方を知らない”髪の毛や腕、服などのパーツも

分割した線との交錯点を調べておけばOKです。

あとはその交錯点を目印に模写すれば自然とバランスが取れてきます。

「この交錯点に何を描いておけば良いんだ」というのがわかると

安心して模写ができますよね。

 

「分割」すると描き方を知らなくても描けるようになります。

 

「分割」すれば”描かない部分”がわかる

「分割」すると画面にマス目が出来るので”描かない部分”がわかりやすくなります。

”描かない部分”がわかるとどうなるのか?

シルエットを捉えやすくなります。

当たり前ですが”描かない部分”の反対は”描く部分”です。

描かない部分が正確にわかれば、それ以外の部分にイラストを描けば

全体のバランスが取れるということです。

また、”描かない部分”は当たり前ですが無地なので

形や模様に惑わされることなく、シルエットを捉えることができます。

↑黄緑の部分が”描かない部分”です。

描かない部分が先に分かれば、残った部分に模写をすれば

正しく真似することができます。

 

「分割」すると”描かない部分”がわかりやすく、シルエットを捉えやすくなります。

 

まとめ

  • バランスをとるためには分割して細かく間違え探しをする。
  • 分割すると目盛ができてパーツの大きさ・長さを把握しやすくなる
  • 複雑なパーツも分割すれば難易度が下がる
  • 分割することで”描かない部分”を意識できる

 

単純な話ですが、マス目があれば何かと便利と言うことです。

長さを測るにも、面積を比べるにも役に立ちます。

確かに分割したマスの大きさの比率があっていないと100%の模写はできません。

でも人に見せて「〇〇を描いたとわかる」レベルなら十分描けるはずです。

慣れてくれば線を引かなくても、頭の中でイメージしながら描けますよ。

 

ぜひ試してみてください。